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      お世話になりました........

 明けて8月3日、あたりは霧に包まれていた。
 昨夜のコンディションはもう何処にもなかった。簡単な朝食を済ませ、再び発電機を始動し、マイクを握った。
興奮の交信を聴いていてくれた西日本各局が声をかけてくれた。 毎週、金曜日夜の、1-4エリア・スケジュール
QSO でいつもコントローラーを務めてくれるJL4EQG局、瀬戸内市の井元さんが最初だった。
地元、久留米市からJE6DYV局、松尾さんが出てきてくれた。
 
 JR1MAU/1局、足柄下郡の荒さんの信号は、相変らず強かった。米子市からJR4MDA局、大村さん、そして、
出雲市からはJG4ILD 局、小原さん、更に、益田市から JG4JIS/4、村上さんも呼んでくれた。

 熊本から飛んできてくれたJN6BAI局、石橋さんが、帰りのフェリーの時間を気にしながら山を下りていった。
バーベキュー、本当に有り難かった。
 JA6ITH局、園畠さんが北九州市からコールしてくれた。きっと昨夜の伝搬を聴いていてくれたことだろう。
帰途に直方を訪ねることにしていた。
 山を離れフェリー乗り場へ急いでいる石橋さんからも応答があった。
「本当に、来て頂いてありがとうございました」「これで安心して帰れます。
また是非お会いしましょう。くれぐれも気を付けて帰ってくださいね」
「またお出でになるのを待っていますよ。じゃあ失礼します」
 松本さんはじめ6エリア各局のパートナーシップに感謝だった。なんと云っても、運用を諦めないで薦めてくれた
松本さんの友情には頭の下がる思いだった。あのとき五家原岳に上がることを諦めていたら、こんな感動的な交信
には遭遇しなかったからだ。

 気が付いたら正午近くなっていた。天候も何とかもったようだ。
 岡山のお馴染み各局が呼んでくれた。JG4NXB/4局、岡山市の波多さん、総社市からJJ4NIQ局、中島さん、
そして、今回の諌早市からの最後のQSOは、岡山市のJN4PIC 局、造田さんだった。
 
 各局、本当にありがとうございました。多分、更に多くの各局が聴き、呼んでくれたに違いない。気まぐれな電波伝搬
に振り回されながら、幸運にも恵まれ、交信できた全ての各局に、心からお礼を云いたい。
 
 アンテナを撤収し、晴れやかな笑顔で、松本さん共に山を下りた。
 
「お世話になりました。本当にありがとうございました」
「また、きっと会おうね。さようなら!」

 窓から手を振りながら、松本さんは佐世保へと帰って行った。爽やかな別れだった。


 旅の大きな目的が果たせた。各局の有り難いバックアップにお礼を云いたい。横浜の7K3MFL局、中村さんにメール
を送る。「全て終わり、これから帰ります」

 
 五島列島の島々もとても魅力的だった、福江、新上五島町の隅々までゆっくり観光でき、家内も十分楽しんだようだ、
長期間、狭い車の中でのキャンプ生活を続けながら二人の間でも、普段はなかなかできない対話ができ、良かったと
おもっている。やはり、こんな旅のパターン「貧乏キャンプ旅行」が私たちには合っている、そんな確信を持てたようだった。
 
 新しい桜の季節、春が訪れる頃になると、ふと「今年は、何処へ行こうか」
なんて考えている。各局! また旅の空で、お会いしましょう
JH1HUK 大島 讓       
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