旅立ち3日目
2006年7月14日
 今日は、早朝より快晴、今のところやや涼しい風が吹いています。
昨日は、越前町を発ってから、敦賀市内を抜け、午前中は、「三方五湖」でのん びり遊んでいました。湖畔から「レインボーライン」を登り、梅丈岳(400.2m) の展望台で眺望を楽しんでいました。近くにあったお抹茶の席にも立ち寄り、五 湖を見下ろしながら、しばし時間が過ぎるのを忘れていました。
 若狭から小浜への入り組んだ海岸線は、アップダウンも激しく、道幅も様々で、 鈍行の道行きにもスリリングでした。 
27号線、丹後街道は幹線道路でもあり、大型トラックなど長距離運転のトラック群 に幾たびも追いつかれ、そのたびに道を譲る始末。

 昼過ぎの休憩と軽食?をとるために、静かな木陰をさがすも見つからずしばら く走る。舞鶴市に入り、左手山側に入り込む名刹「金剛院」を地図でみつけ、山 懐へと細い道を走る。予想した通りの奥まった行き止まりに金剛院が現れた。
アジサイが咲き誇り、見事な竹薮に囲まれた駐車場に車を停める。


金剛院の竹やぶ
 山を背に、緑の竹林から吹き出す涼風に息を吹き返す思いだった。
軽食は「冷や麦」。誰もやってこないこの寺のひとときは貴重だった。
 せっかくなので、山門をくぐり参詣した。「関西、花の三番寺」の表札がかかっ ている。西暦690年ごろに建立された名刹だが、維持もけわしいようだ。参詣の 道の終点に、改築されたばかりの三重塔があった。寄進を呼びかけているようで、 わずかばかりの寄進をさせていただいた。

 「天橋立」に着いたのは午後も日暮れ間近だった。展望は叶わなかったが、 予想していたよりも俗な景色に、ややがっかり。
 北近畿タンゴ鉄道丹後線の「天橋立」駅まできて、資料を手にする。
ちょうど駅前に「知恵の湯」温泉があり、飛び込む。久しぶりの入浴、生き返った。
今晩は、丹後半島の道の駅「てんきてんき丹後」で野営のお世話になることにし、 向った。
 午後5時で営業も終わりのようで、ひと気のなくなった駐車場はがら空きで、 隅の生け垣近くに車を停める。
 夜遅くなると地元の若者がド派手な車を乗りつけて、しばしの雑談模様。
どうなることかと不安だったが、いつのまにか解散したようだ。
 あまりの蒸し暑さに、今夜から窓や扉にはネットを仮止めし、涼をとることにした。